平戸菊花飾喇叭形染付花瓶(菊3輪)壱
297,000円(税27,000円)
大きさ:径14.1cm×高26cm 912g
素材:天草磁器
この作品は、平戸菊花飾細工技法による制作です。この技法は、平成26年に佐世保市無形文化財に指定されました。当窯に代々伝わる伝統技法です。
平戸菊花飾細工技法は、磁器製の菊の花で、手捻りの技法で用いられるパーツの一つです。先端のとがった竹の道具で、磁土の塊りから花びらの形に一枚ずつ切り出します。1周したところで、今度はそれらを一枚ずつ起こしていきます。何周もくり返すことによって菊の姿が現れてきます。壺や蓋、瓶に装飾として貼り付けられます。彫り起こしたときは、花びらの一枚いちまいが鋭く立っていますが、釉薬をかけ焼成を経ると自然の菊のような柔らかさが醸し出されていきます。
この形状は、江戸時代頃作られていた作品の復刻によるものです。当時は、団龍文が描かれていた作品です。
制作は、佐世保市無形文化財保持者 中里一郎によるものです。
