平戸菊花飾菊流水文蓋付湯呑(小)
55,000円(税5,000円)
大きさ:全体 径8.2×高さ13.2cm(蓋含め) 本体 直径8.2×高さ8.9cm(口径7.1cm) 蓋 直径8cm×高さ5cm (満量230cc)
素材:天草磁器
本作品は、平成26年佐世保市、令和3年長崎県無形文化財に指定された平戸菊花飾細工技法によるものです。
平戸菊花飾細工技法は、磁器製の菊の花で、手捻りの技法で用いられるパーツの一つです。先端のとがった竹の道具で、磁土の塊りから花びらの形に一枚ずつ切り出します。1周したところで、今度はそれらを一枚ずつ起こしていきます。何周もくり返すことによって菊の姿が現れてきます。壺や蓋、瓶に装飾として貼り付けられます。彫り起こしたときは、花びらの一枚いちまいが鋭く立っていますが、釉薬をかけ焼成を経ると自然の菊のような柔らかさが醸し出されていきます。
そして本作品の平戸菊花飾細工は佐世保市無形文化財保持者 中里一郎が、菊流水文は伝統工芸士 中里閑由によるものです。